- 丸岡町主催の「'01古城グリーンロードレース」。毎年恒例の私にとってはメインのレース。'99年4位、'00年3位入賞し、今年はチャンピオンクラスにステップアップ・・・の筈だった。
・ - 春先に風邪をひいて以来調子が上がらず、膝も思わしくなかったので丸岡はキャンセルのつもりだった。いくらなんでも今（申込時）の調子ではチャンピオンクラスでは、完走すら無理。しかし、締め切りの間際までほっておいた申込書を眺めていたら、入賞者チャンピオンクラスへの出場規定が無くなっているのに気付き、年齢別なら、集団走行の練習にもなるし、申込だけでもしておくかって事で、ミドルクラスに申し込み。
・ - その後、更に膝をおかしくして、完全に丸岡あきらめモード。しかし、チームの野麦峠周回練習でのだらしなさに自省し、鈴鹿へ向けて軽めでローラー再開。膝に違和感は残るものの心臓だけは、なんとかレース出来る状態に復帰した。
・ - そんな調子で丸岡に臨んだが、エントリーリスト見て溜息。昨年のクラス優勝者：アクタミ岡武を筆頭に、２位の梅田、４位桑原、６位中島他、見覚えのある速い連中がテンコ盛り。良くて３位、登りで切れたら集団ゴールも危ういメンバーに、半ばヤケ気味に前夜祭。
・ - 駐車場で固定ローラーアップしていると、キナンマルイシの岡崎選手と遭遇。色々お話を伺う。骨折直後にも拘わらず闘争心を失わず、可能なかぎりの練習を続けている氏の態度に感銘を受け、やる気だけは十分な状態に。
・ - スタート会場へ移動。最前列近くに陣取るが、昨夜チェックした選手以外にも多数の顔見知り＆強力選手が・・・。中でもBALBA寺崎のヒゲ面が。情報によると1000mを1分08秒で走るらしい。冗談じゃない。勝てるわけがない。先程のやる気も見る見るうちに萎えてきた。
・ - 今年のスタートは、前に出やすい右側が確保できた。最前列付近に、昨年上位入賞者が勢揃いしている。スタート後BALBA寺崎を徹底マークして徐々に順位をあげていく。見慣れたメンバーで先頭集団を固めコントロール。特に飛び出す者も居なく、平穏なペース。
・ - スノーシェードあたりから、大垣：のむたけ氏等がペースをあげようと試みるが、中途半端で効果無し。『ひとつお手本を見せるべ』と先頭に出るが、単独で仕掛けて独走するには力不足。シェード周辺の丘を登り切って少しペースが落ちる場所を狙ってペースをあげる。すぐに追いついていただいて休んだ後、ペースアップ。自分は全く足を使わずに周囲には勝手にインターバルしていただく寸法。だいぶ集団が小さくなってきた。
・ - 作戦成功しめしめ。しばらくは集団の中でひらひら。たっぷりと足を休める。ひと休み看板から、集団のペースがあがる。が、何故か足が廻らずじわじわと順位を下げてゆく。最後の丘に差し掛かり、頑張ってみるが足は言うことを聞かず、坂中盤で集団から完全にこぼれた。峠手前の水かけサポートに、冷水をかけて貰う頃には集団はトンネルの中へ消え、同時に集団ゴールも無くなった。
・ - トンネルにはいると、既に集団は出口付近に小さく見え、気持ちも切れ掛けたが、チームメートの『トンネル勝負』の言葉を思い出し、再加速。なんとか下りきる直前の、右タイトコーナーで集団復帰。平地でしばらく休ませて貰い、日石GS跡地のＹ字から徐々に順位を上げてゆく。アクタミ岡武とBALBA寺崎を完全マークし、変電所を過ぎた最後の丘をトップで通過。田屋交差点（左折ポイント）までに、少し順位を下げ、寺崎を再びマーク。左折時に混乱があり岡武をロストする。
・ - 高速高架下あたりで落車発生。その後も非常にタイトな場所取り合戦が続き、寺崎は他人に寄り掛かりながらの走行を余儀なくされていた。さすがにこのクラスの選手になると車体さばきも上手く、落車には至らない。交差点へ差し掛かる直前、寺崎が右側へ移動していくのを捕捉し、それに従うが、真後ろは取れない。交差点を通過中に寺崎スプリント開始。
・ - 何故かピッタリタイミングが合い、追撃。グイグイ加速する後ろ姿に見惚れながら、後続を離しにかかる。それにしても見事なスプリントで、タイミング・切れともクラスが違う印象。しっかりと網膜に焼き付けながら、そのままの順位でゴール。ゴール後、MS97金指氏に『見事なスプリントでしたね』と誉められたが、自分はどう動いたのか、どの様に筋肉を動かしていたのか、記憶がない。とにかく、BALBA寺崎のスプリントにあわせ、見よう見まねで同じような感じで走ってみただけ。 鈴鹿に向けて、良い感触を掴めたが、丸岡の登りで切れるという衝撃の事実にへこみまくり。
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